皆さん!! グループワークの時、誰かに大変な仕事を任してはないでしょうか?
自分は頑張っているのに、明らかに手を抜いている人がいると萎えますよね....
えっ あなたはグループワークにおいて手を抜きがちですって!?
.....まぁ そういう人もいるかもしれないですね!
このように社会的手抜きが起きてしまう理由について解説していきます!!
社会的手抜きとは??
簡単に言うと、集団作業において、誰かが手を抜いてしまうことです。
心情では「自分がやらなくても、他の人がやってくれるだろう」ということを考えてしまうのです。
このような社会的手抜きの効果をドイツのリンゲルマンが証明したことから、社会的手抜きを「リンゲルマン効果」「リンゲルマン現象」と呼ぶこともある。
リンゲルマンの実験

リンゲルマンは、1人、2人、3人、8人の計4つの被検者のグループを作り、それぞれに綱引きをさせ、1人あたりの引っ張る力を計測しました。
計測結果は1人で引っ張った力は63kg
2人で引っ張った力は118kg、1人あたりの力59kg
3人で引っ張った力は160kg、1人あたりの力53kg
8人で引っ張った力は248kg、1人あたりの力31kg であった。
このことから、集団の数が増えるほど、個人の発揮する能力は低くなってしまうのです。
どうしてそうなるの??
どうしてリンゲルマン効果が起きるのかは、色々な要因が考えられます。
しかし、一番大きい要因としては責任の分散によるものだと言えます。
責任の分散とは周囲の人と同調することで、責任が分散されると考え、行動が制限されることを指します。
なので、自分が力を発揮しなくても、周りに責任を押し付けることが容易になるので、社会的手抜きが発生すると考えられます。
社会的に手抜きをしないようにするには??
社会的手抜きが発動するには、責任の分散を無くすことが大切です。
なので、チームワークを行う時には、周りのメンバーが仕事に対して責任を持つということが必要である。
多くの企業では、仕事は複数人ではなく1人で行うことが多い。
その理由には、先ほどの責任の分散をさせないような仕組みがなされているからだ。
加えて、仕事には頑張った人に対して、昇進やボーナスといったものが与えられます。
頑張りに対して、適切な報酬が貰えるようになっているのは社会的手抜きを無くすためにあるのかも知れません。
まとめ
・社会的手抜きは周りの人が居ると 「自分がやらなくても、他の人がやってくれるだろう」 という気持ちを誘発する
・社会的手抜きの効果で、集団の数が増えれば各個人の能力が低下することが証明されている
・社会的手抜きは責任の分散の影響が大きい