皆さんこの画像なんだか分かりますか??

ゲームをやっている方ならもちろん分かりますよね。そう!!スーパーマリオブラザーズに出てくるキャラクター達です。(右からマリオ、ルイージ、キノピオ、ピーチ)
このようにキャラクター達を抽象化してもなんとなく面影はありますよね。でもどうして抽象化してもキャラクター達を認識できたのでしょうか。その仕組みについて探っていきましょう!!
そもそも抽象化とは??
抽象化(ちゅうしょうか、英: Abstraction、独: Abstraktion)とは、思考における手法のひとつで、対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は無視する方法である。反対に、ある要素を特に抜き出して、これを無視したり、切り捨てる意味もあり、この用法については捨象(しゃしょう)するという。従って、抽象と捨象は盾の両面といえる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E5%8C%96
先ほど掲載したマリオ達の画像で例えると、目や鼻とかは取り除かれていていて、体のサイズ、形体、色だけが残されています。
つまり、簡単に説明すると、抽象化とは、目立つ特徴だけ抜き出して、他は無くしてしまうということです。
このことを踏まえて、どうして抽象化しても何の画像か分かるのか心理学的な面から解説します。
ゲシュタルト心理学
ゲシュタルト心理学とは、人間の精神を部分や要素的な集合と捉えずに、情報の全体や構造を重視して捉えることである。このことを提唱したのはヴィルヘルム・ヴントを中心とした要素主義・構成主義の心理学に対する反論として、20世紀初頭にドイツにて提起された経緯を持っている。
ゲシュタルト心理学の考え方を見て分かる通り、抽象化と非常に似ている部分があります。それは細かい部分の集合でなく大部分の構造として捉えていることです。
ゲシュタルト心理学は、人間が外界の対象に対して感じる感性的特性について研究するにあたって、人間の感情は内的過程より形態特性そのものを対象として扱うことを常に提唱されていた。そして、ゲシュタルト心理学 における美の知覚の基本原理の一つとして、全体としてもっとも単純でもっとも規則的で安定した秩序ある形にまとまろうとする傾向があります。それが「プレグナンツ(簡潔であるという意味)」です。そして、人がプレグナンツを知覚するときの法則を見つけた。
プレグナンツ の法則
ヴェルトハイマーは、人間がゲシュタルトを知覚するときの法則について考察し、 4種類の法則(近接の要因、類同の要因、閉合の要因、よい連続の要因)を示した。ここで詳しく説明すると長くなるので割愛させていただきます。
簡単にいうと、プレグナンツはある特定のカテゴリーや形で法則化されているということだ。
まとめ
- 抽象化にはゲシュタルト心理学が関係している
- ゲシュタルトを起こすのは プレグナンツの法則にあてはまっている画像
- マリオ達を認識できるのは、自分たちがある程度キャラクターの特徴を
プレグナンツ 化している