皆さんは以下の画像を見たことがありますか??


上記の画像は錯視が起こる画像として有名で、別名錯視画像と呼ばれています。
画像その1は、図形に書かれている棒線が左の方が長く見えますよね。でも実は二つとも棒線の長さは一緒なんです!!画像その2は、画像に引かれている線が斜めのように見えますよね。これも実は斜め線でなく平行線なんです!!
どうしてこのように錯視が起きるのか説明していきます。
錯視とは??
錯視とは視覚性の錯覚のことを表します。錯視は目(網膜)で起こるより脳で起こる物の方が多いと言われています。したがって「脳の錯覚」とも言えるでしょう。しかし、錯視の見え方には個人差があり書いている通りに見えないものもあります。 最近だと、錯視はトリックアート(だまし絵)として美術館に多く展示されています。
トリックアート(だまし絵) は沢山の種類があり、錯視の見え方によって異なっています。そうです!!錯視にはいくつかの種類があります。それを次に紹介していきます。
大きさの錯視
大きさの錯視は、長さの次元(一次元)における錯視と大きさ(面積)の次元(二次元)の錯視に大別できる。長さの錯視の代表例としてミュラーリヤー錯視があります。線分の矢羽を内向けに付けると短く見え、外向きに付けると長く見える現象です。先ほど画像1がその例となっています。
他には垂直方向が水平方向よりも過大視されることを示すフィック錯視、空間が分割されると過大視されることを示すオッペル・クント錯視などがあります。
大きさ(面積)の錯視の代表例は、ある円が小さい円に囲まれていると大きく見え、大きい円に囲まれると小さく見えるエビングハウス錯視、大きさの対比や同化といった恒常性の誤動作によって起こるポンゾ錯視があります。
位置の錯視
位置がずれて見える錯視の代表例は、ポッゲンドルフ錯視です。ポッゲンドルフ錯視は、線分のずれによって起こる錯視です。そのため、傾きの錯視の一種として扱われることもあります。より位置情報らしいものには、ジョヴァネッリ錯視や内藤錯視があります。
傾きの錯視
線分やエッジが実際の傾きとは異なって見える錯視を傾きの錯視と呼ぶ。傾き錯視はツェルナー錯視、レーザー錯視、カフェウォール錯視などがあります。ちなみに画像その2がカフェウォール錯視 です。
主な傾き錯視では第一視覚野の方位選択性ニューロンの活動の相互作用の結果となっているものが多い。
まとめ
- 錯視は「脳の錯覚」によって起こる物であり、多くの錯視が存在する。
- 錯視の見え方には個人差が生じるため、中には錯覚が感じられないものがある。