
今回は文字のフォントによる印象の違いについて、色々お話していきたいと思います。まず、文字のフォントについての紹介から!!
文字のフォント
文字のフォントは、数が数えきれないくらい存在しています。游明朝、明朝、
ゴシックなどなど、レポートやパワーポイントの文章としてよく使われるフォン
トですが、それぞれ文字の印象が違うのはご存知ですか?
ちなみに、このブログのフォントは メイリオ です。
このフォントはMSP明朝です。
このフォントは富士ポップです。
というように、文字によっても印象が異なっているのがお分かりでしょうか?
メイリオはスッキリした印象、MSP明朝は固い印象、富士ポップは柔らかい印象
を与えてくれます。
フォントによる印象の違い

フォントによって、印象が違うのはお分かりいただけたでしょう。そして、フォ
ントは、商品や状況によって使われているものが違っています。例えば、先ほど
紹介したMSP明朝は文章やレポートの提出の際に使われています。その理由とし
て、文章やレポートの場合は誰かに見てもらう前提で提出する方が多いです。そ
の時、多くの文字を見ることになります。その時の見やすいのがMSP明朝やMS
明朝です。また、文章のやり取りは報告や他の業者との取引に使われます。その
ため、富士ポップのように悪目立ちしない方が良いのです。
逆に富士ポップの場合、丸っこくて愛着があることから幼稚園や学校のイベント
のポスターに使われています。文字のフォントにはそれぞれ適したものがあり、
何でも游明朝とかゴシック体にこだわる必要はないのです。
フォントと心理的評定
フォントには商品やサービスのイメージを大きく反映します。それは、心理学側
面からでも実験されています。
とある研究では、紙面上の文字のフォント、背景色、文字色を変えた印刷物に
ついてのアンケートを取りました。そのアンケートの結果、HG創英角ポップ体
の評価が高く、また背景色はイエローやパープルが評価が高い結果となった。
詳しい情報は記事の出典元から
この実験からでも分かるように、文字の印象によって好感度が変わる可能性が
あるのです。
文字に関する心理的働き
文字の印象で、イメージが変わるような効果があるのはもしかすると心理学的働
きが働いているからなのではないかと言われています。ヒトは情報を得るとき、
五感の中で、目の情報が1番入ってくると言われています。文字の情報を得る中
で、情報を1つのまとまりにしてみています。このことをチャンクと言います。
チャンク
このチャンクはミラー氏が提唱したもので、情報をぱっと見た時に記憶できる
文字や数字の数のことを表します。そしてヒトがチャンキングできる数が7±2と
しています。しかし、最近だとネルソン氏によって、チャンキングできる数が
3~5であるのではないかと反論されています。
詳しい情報は記事の出典元から
ブランドイメージ
ブランドイメージとは簡単に言うと企業が持つイメージのことを指します。
特に、大手企業が持つブランドのイメージはとても大きいです!!そのブランド
イメージと、文字のフォントと関係があるのかというとあります!!
ブランドイメージは企業が商品や行動に影響を与えます。例えば、高級な時計や
バックはだいたい海外産ですよね。そのイメージから、フォントがヨーロッパ体
や英体であると何となくですがオシャレや高級感を感じませんか?
そのブランドが持つイメージからフォントに影響を与えることは十分あり得る
ことなんです。
最後に
フォントのイメージは実際ナゾだらけなんですよね。しかし、経営心理学や広告
心理学として研究されています。このフォントに関しての研究は今後も論文とし
て、出してくることを個人的に望んでいます。
最後に、フォントに関しての本を紹介させていただきます!!
ほんとに、フォント。フォントを活かしたデザインレイアウトの本
ほんとうにあるフォントのナゾについて、詳しい情報が記載されています。
フォントの見た目や色による効果、状況によってのフォントの選び方について
知りたいかたは読んでおいた方が良いかも!?
また、ブログを運営している人にとってもフォントの印象は大事なので、
おススメですよ!!
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
フォントから少し離れるかも知れませんが、本やポスター等に使われるデザイン
やビジュアルについて、視覚的に説明してくれています。日常で見かけるデザイ
ンについて、興味がある方は読んでみてはどうでしょうか?